2010年10月29日金曜日

Stay foolish, stay hungry.




久々に見返した。何度見ても背筋が伸びる。
このスピーチに出て来る出来事の様に後悔なくやりきれているだろうか。
点と点を無理に線として繋げようとしていないだろうか。

先を考えて動く事も重要だけど
目の前の事すら満足にこなせないのであれば
先の事を考える資格すらない様に思ったりもする。

まあいずれにしても
苦しいな。とか、
寂しいな。とか、
もう疲れた。とか、
そういうネガティブな感情も意味があってのものだろうし
そこから得られたものも沢山あったと思う。

今、なんとか自分の中で色んな折り合いがつきつつあって
とは言えやっぱりかなり一進一退でもあったりするし、
そもそもこんなことになるならなんて思う事も少なくはない。
でも、それは点で物事を見ているからこその感情だし、
線として全てが繋がったように思えた時に、ネガティブじゃなきゃそれで良い。

もうそろそろか?もういい加減大丈夫か?って
自分で確かめながら徐々に徐々にきてるけど
こういうのってやっぱり相当時間がかかるものだろうし
まさに時の流れに身を任せるしか無いらしい。
その辺りはこのスピーチではなくて、自分で学んだ事。

何事も鵜呑みにせず、自分なりに消化、いや昇華させて
自分自身のものとしていかなきゃ何の意味も無い。
それは仕事でもプライベートでも感じる。
ただ、どちらにも共通する事は常に貪欲でなきゃ成長が止まる。
10個を吸収したフリをする事と、1つをしっかり自分の物にするのであれば、
それは後者の方が断然良い。でも自分の周りには自分も含め前者がとても多い。
だからなのかな、どうしてもネガティブな頭が先に入ってくるのは。

そういうわけで、悩み多き2010年下半期はまだまだ続きそうです。

KOREAN PANIC



よくぞ最後までやりきったというか、最早奇跡としか思えない週末だったような。
金曜に走り始めた時点の絶望的なグリップレベルもそうだし、
日曜の決勝では何度セーフティカーにコントロールされたかわからない。
リスタートの度に、ピットストップの度に何かが起きて
結局最後に残ったのは速かったレッドブルではなく、強かったフェラーリ。
そりゃ高笑いも止まらないよな。
とは言え、コースのレイアウトに関してはティルケの良い部分が出てたみたいだし、
特に後半のセクションは確かになかなか面白かった様に思う。
来年以降、設備も整って,安定した天候の下ではどうなるかは分からないけど
少なくとも来年以降に期待を持たせてくれたと思います。

そして同じ週末に開催されていたこっちは
何となく尻すぼみな印象。巷で言われているシナリオ通りだったからかな?


とりあえず2013年のDTMとの統一規則まではこの中途半端な状態が続きそう。

2010年10月25日月曜日

素晴らしき迷路に舞うメッセージ



たまにはね。こういうのも。
元祖草食系。

草食系って言葉、今でも現役なのかな?

2010年10月24日日曜日

fuck

メジャーレーベルや、マスメディアに露出する事=ダサい。
という風潮がこの数年顕著になってきているようで、
個人的にも確かにその通りだなと思う反面、
そうじゃないだろうなあと、良いアーティストだって沢山いるだろうなあと、
淡い期待の様なものを抱いていましたが、どうやらそれも完全な幻想らしい。

多くを語るのはそれこそ野暮なので、
心に止めておきたいけど、それを有り余るぐらいの酷さだった。
最初は何かの悪い冗談かと思ったぐらいだ。
でも、どうやらそれは冗談でもなんでもなく、
歴然とした事実である事を目の前で認識してしまったその時、
本当に絶望にも近い気分になった事もまた事実だ。

勿論、何かを作り出すという事は多大なるエネルギーを使う行為だし、
自分が同じ事をできるとは思っていない。
その作り出すという行為自体は本当に尊敬すべき事だと思う。
しかし、単純なリスナーとしての視点に立った場合、それはまた別の問題だ。
また、同じフィールドで表現している者として立った場合も。

まあ、なんというかとにかく流行に乗って、文化を浪費するとはまさにこの事だと思った。
浪費というか、馬鹿にしているというか、とにかく悲しさも通り越すぐらい呆れてしまった。

これ以上ダンスミュージックを馬鹿にするのも止めてもらいたい。
そういう作品を作る方も、出す方も。これじゃあ聴く方がどんどん馬鹿になる。
そんな事を考えた土曜の深夜の出来事でした。

2010年10月19日火曜日

long way to see about.....



Uniondale, NY- Nassau Coliseum, USA.June 21 2011

SADEを拝みに、来年の夏、友人のchackとNYに行くことにした。

世の中の大抵の出来事には大体「次」というものがある。
一度逃しても、またいつかそれを取り戻せるタイミングが。

でも、さすがに今回ばかりはそうも言ってられない。
これを逃すと、もう一生目にすることができない予感がした。
前回のツアーが2001年のLovers Rock Tourなので、
今回のツアーはそれから10年のブランクを空けての開催だ。
そしてSADEは今年51歳。デビュー当時と声も美貌もほぼ変わらないとはいえ、
(むしろ美貌という意味ではプラスに働いている)
次も同じパフォーマンスを望む(来日含め)のは、あまり現実的ではない。
勿論、これからSADEとしての活動に打ち込む可能性も大いにあるが。

ちなみに最初は、周辺環境の充実さも含めて
LAのStaples Centerでの公演を狙っていたんだけど、
そちらはかなりチケットの出足が良かったらしく、既に売り切れ。
ならばということで、安直にNYにしてみたわけです。
単純にNY行ってみたかったから。NYというかマンハッタンか。

公演は来年の6月。まだまだ8ヶ月以上も先だから
時間は有り余るぐらい余っているので
このモチベーションを維持する事と、
面倒な事は全て片付けて万全な体制で臨みたいと思う訳です。

2010年10月18日月曜日

Blow the wind again



smorgasが復活した。
1度限りなのか、今後もなのかはわからないけど、
とにかく復活していた。

当日、会場となったリキッドルームに行くか迷って、
結局Ustreamの中継で良いかと妥協したのが間違いだった。
しかし、それが間違いだったということは、
ライブが開始した直後に証明されてしまった。

テクノロジーというものは時としてとても残酷だ。
目の前で繰り広げられている光景を手に取るように眺めることはできるが、
その空気までは伝えてくれない。
ある意味では会場と一体化しているかもしれないが、
それを共有することができない、体験することができない辛さは想像以上だった。

そのままリキッドルームまで行ってしまおうか、
でも行っている間にライブが終わってしまったらどうしよう。
そんなことを考えてディスプレイの前で固まること1時間近く。
有り余る感動を一人噛み締めていました。

またやるなら、絶対見に行こう。ディスプレイの前は苦しすぎる。

2010年10月17日日曜日

Up in the Air



しばらくDVD、というか映画から足が遠ざかっていたけど、
久しぶりに鑑賞。邦題「マイレージ、マイライフ」

まず、その邦題のセンスの悪さというか、
中身との乖離の激しさに驚きながら、
全編通しての淡々としたストーリー展開が心地よかった。

スーツケース1つで収まってしまう生活は、どんなものだろう。

抱えるもの
背負うもの
絡み付くもの

背負うと苦しい。
でも、ないと物足りない。

どっちが正しいんだろう?と、見終わった後に考えた。そういう映画。

思い詰めるジョージクルーニーの悲哀も意外と見所の1つ。
ちょっと見方を変えると色恋沙汰に勝手に振り回されている
哀れな中年のおっさんという情けない設定に変わるけど
それでもスマートさを失わないのが羨ましい。何事も、余裕か。

いずれにしても、良い映画でした。手元にあっても良いと思えるぐらい。

2010年10月13日水曜日

Overtaking show



朝霧JAMで極限状態からの帰還、
そしてその後のミニマルテクノの様な
生かされず、殺されずの時間をすごしていた為
リアルタイムでの観戦はかなわなかったものの
一晩明けた後に見た映像と、各メディアは
チャンピオン争いとほぼ同格並列で
あのオーバーテイクショウを絶賛していた。これは異例。

何よりも、鈴鹿でのオーバーテイクのセオリーといえば
前車とスプーンの立ち上がりを合わせ、バックストレートでスリップ、
130Rもしっかり合わせてシケインでの突っ込み
(有名なセナ・プロの接触もここ)

或いはシケインの立ち上がりから1コーナーまでの加速勝負と
突っ込み勝負というのが相場だったわけですが、
(2005年ファイナルラップのライコネンとか)


今年のカムイはそんなセオリーを完全に無視して、
ヘヤピンでの突込みでのオーバーテイクを連発していたわけです。
ゲームでしか鈴鹿を走ったことのない僕が言うのもおこがましいけど、
あれはなかなかできることではない荒業であるというのが個人的感想。

このヘヤピンでオーバーテイクをするためには
その前にあるデグナーというコーナーを
完璧に立ち上がっていく必要があるわけですが、
このコーナーは2009年の路面改修以降F1に於いては鬼門と化しており、
昨年の予選ではこのデグナーでのクラッシュが続出し、
赤旗が振られ中断を繰り返し、当時地上波で生中継されていた予選が
時間内に収まり切らないというハプニングがありました。

つまり、簡潔に言うのならずいぶん難易度の高いオーバーテイクでしたよと、
しかもそれを何度もやるんだから。マシンとの相性が悪いと言われる鈴鹿で。
更に忘れてはいけないのが彼は日本人とはいえ
ほとんどのレースキャリアが海外ということ。
つまり母国とはいえ、鈴鹿の習熟度はそこまで高くなかったということなのですよね。
それであそこまでのレースをやるなんて。。。
あのDCですらコラムで大絶賛。

過去、亜久里、右京と同様のポテンシャルを出したドライバーは確かにいたけど
ステップアップのチャンスをことごとく逃し、結局は並のドライバーとして終わってしまいました。
カムイには是非そうならぬ様、マネジメントにはタフな交渉をしてもらいたいものです。
既に来期ザウバーに残留という発表は出てますが,まだまだ遅くない筈。。。
マネジメントにはマリオ宮川がついているので終了後のウルトラCを個人的には期待したいところ。

チャンピオンシップは、、、韓国の後にでも。

2010年10月12日火曜日

SWEETBACK



chackに教えてもらった
SADEのSADE以外で組まれたバンド。
SADEを好きで仕方ないのに、こんなバンドがいたなんて全然知らなかった。
Groove TheoryのAmelもボーカルで参加していたり、
果てはMAXWELLともコラボレートしていたり、要はそっち方面では
かなりオールマイティーなバンドだったという事なんだろう。

そんな訳で最近の悪い癖ですぐにitunesで検索→購入という素早い動きをしようとしたが、
itunesでは販売されていないらしく、ならば次はAmazonだと、Amazonで探してみると
既にAmazonでも在庫が切れている状態。つまり、半ば市場から忘れられているのだ。
ちなみにChack曰く「Bookoffの250円コーナーにあるよ」とのことなので
まずはその辺りから探して行きたいと思っているが、
めんどくささに負けて普通に買ってしまいそうだ。
いやめんどくさいというより早く堪能したいと言ったほうが正しいか。

それにしてもこれを教えてくれたchackは、こういう音を際限なく知っているわけで
彼のエロさというか、下心というか、セクシーさに重きを置いた音楽感には
素直に感動と尊敬を覚えます。そんな彼の名前を全国に轟かせた
KARIZMAとの競演はこれ↓

2010年10月11日月曜日

muddy

Camp in Asagiri Jam 2010

泥まみれ。今年の朝霧JAMはまさにこの言葉に尽きた。
深夜に出発し、早朝に現地に到着。
シャトルバスを待つ間から雨脚はどんどんと強くなり、
音が鳴り始める頃には音が聞こえなくなるぐらいの雨脚に。
そのままテントで待機を強いられながらも
最終的には開き直って、最後のプリンストーマスでは大爆発。
豪雨というシチュエーションが、集まる人を更にふるい分け、
見事な一体感を生み出していたのがとても印象的だった。

明けて二日目は打って変わって雨も止み、
最終的には晴れたものの、やはり足下は泥まみれ。
と言っても既に初日で靴はもうダメになっていたので
気にする事無く、満遍なく出演者を最後まで見て終了。
プリンストーマスの衝撃が個人的には強過ぎたので
特に誰というわけでもなく、ゆったり楽しんで終わった。

行く前、始まる前はどうなる事やらと不安が色々あったけど
そういう不安も終わってみれば良い感じで解消されたし、
何となくだけど、色々と今後に繋がった様な気もする。
こんな風にまた行けたら多分楽しいんだろうなあ。
そうぼんやり考えていた帰り道、
高速に乗ったとたんに車にトラブルが発生して
一瞬目の前真っ暗な状況に陥りかけたものの、
その辺の悪い運は大方初日の豪雨で洗い流されたらしく
結局エンジンをかけ直して、何事もなく解決した。あれは何だったんだろう。

そんな帰り道、車中が完全に睡眠の中に放り込まれ、
運転する僕だけの時間になった事が何度かあって、
(車で同乗者に眠られる事は別に嫌ではない)
そんな時は眠らない様に色々と考え事をしながらハンドルを握ってるわけだけど、
そういう時はポジティブとネガティブがいつも以上のスピードでクルクルと巡り巡って、
でも何となく最終的には何となく前向きで考えが終わる。
自分でもめんどくさいけど、そんなめんどくささが嫌いじゃないから
自分の車が欲しいなって思ったり思わなかったりする。
こういうのって自転車とか、ジョギングだと
どうしてもフィジカルをいじめ始めて思考がストップしがちになって
無になっちゃうからできなくて。

あと、やっぱりというか、改めてというか、
ちゃんと顔と顔が見える状態で話す事は大事だと思った。
俺なんで今までそこまで苛ついてたんだろうとバカバカしくなった。
でも多分それはちゃんと話をしたからだと思うし、話ができたからだと思う。
まだまだぎこちなさはあるけど、一個一個クリアして行けば多分なんとかなる。
そうやって大人の階段登って行く過渡期。

ま、とにかくこれが一つの切り替えのきっかけになればいいかな。
泥まみれから戻って来ての総括、以上。

2010年10月6日水曜日

from above



ben foldsの新作で、作詞はnick hornbyという作家。
最近のちょっと肌寒い感じと合っていてよく聴いている。

多分歌詞はそこまで優しくないと思うが、
メロディが優しいから、とりあえずそれで良い。

所謂洋楽だと、そういう聴き方もしようと思えばできてしまうから好きだ。
時には言葉がわからないという事も素晴らしい事だ。

2010年10月4日月曜日

change

心機一転という言葉がふさわしくなりそうな予感。
色んな無駄なものをそぎ落として、
本当に必要なものを身につけて行く期間になりそうだ。

望んだ道とは言え、険しく厳しい道が既に見えていて、
よそ見する暇さえなさそうな日々が続きそうだ。

夏の暗いトンネルは多分もう途切れた筈。
でもまだ目の前が薄暗いのは上を向いていないから。
もしかしたら明日からの毎日はまた僕を下に向かせるかもしれないけど
とにかくもうここまできたらやるしかないのだ。
やってやってやりきれないと、きっと全て変わらないし、変えられない。

そんなわけで穏やかに過ごしたい夜だったので
久しぶりにこの曲を引っ張り出して来た。



所謂、「腹切り場」ってやつだな。これから。