2016年6月24日金曜日

24 hours of le mans



関わる立場が違えば、見えるものも感じるものも変わってくるということを
今回のル・マンでは我ながら痛いほど感じた24時間でした。

携わる立場としての感想はとにかく悔しさでいっぱい。
でも一人のモータースポーツファンとしての立場だと、
このドラマこそ、日本が勝てない壁の高さこそル・マン。
と、思ってしまうわけです。

多分、トヨタとポルシェ、逆の立場だったとしたならば、
1999年の悪夢もあるから、きっとペースを緩めて
2位キープの走りに切り替えていただろうな。と。
2位と3位。2台で表彰台はまだ未経験の筈。
つまり、過去最高のリザルトとなるわけで。
これはこれで結果としては前進なんだろう。
そんな想像をしながら、ハイライトを見ていました。

何れにしても今回はペースを緩めず、差を縮め続けたポルシェが正解。
ル・マン最多勝メーカーとしての意地にはまだトヨタは届かなかった。
これがル・マンの伝統なのか?女神はまだまだ欧米志向。

で、自分自身が携わった仕事に関しては、客観的な評価としてはボロクソ。
吹き荒れる批判コメントの嵐。結果として、反省だらけ。
が、明確にこれが不正解というのがわかっただけでも収穫であり、
それは実際に試してみなければ得ることができない結果だったと思っています。
知人、知人の知人などから手厳しいコメントも多数いただきました。
明確に次に生かすべき点が見えた。という前向きな解釈。

いずれにしてもモータースポーツ、やっぱり最高だな。と思った24時間でした。