2014年12月31日水曜日

10movies(TV) of 2014

今年は例年にも増して映画を色々見ました。
基本的には劇場にはあまり行かないので、
自宅鑑賞分とごちゃごちゃになっている、
つまり2014年公開分以外も存在しますが、2014年の私的ベスト10を。

10位:ラッシュ/プライドと友情


モータースポーツ好きであれば、確実に抑えておくべき、と思い鑑賞しました。レースシーンのダイナミックさ云々は置いておいて、レストアしたマシンは一見の価値あり。個人的にはもう少しレースの裏側というか、当時のレースシーンにフォーカスして欲しかった所ですが、ハリウッド映画という事で恋愛ドラマが盛り込まれていたのは致し方無しでしょうか。

9位:フライト

早速2013年の映画が割り込み。レンタル後何度も見返したという意味でこの作品は凄かった。2013年も同じ様なランキングをつけていたら恐らくぶっちぎりでNo.1だったかも。少しだらしないけど、頭がキレる男を演じさせたら右に出るものはいないデンゼルワシントン、個人的には演技の側面だけで言えばキムタクの上位互換と思っていますがこの例えはありでしょうか?

8位:ローンサバイバー

兎にも角にも救いがなさすぎる数日間。SEALsが出て来る映画は戦闘シーンに入るよりも、その前の作戦説明のシークエンスから作戦開始(例えばヘリから降りて強襲するシーンなど)に大きな魅力を感じるのですが、その意味でこの映画は無線交信の緊迫感がとてもヒリヒリして良かったです。最もグッと来たのは新人に誓いの言葉を述べさせる所にオーバーラップしてくる出撃準備と出撃シーン。あとは2回でてくる落下シーン。痛い。

7位:新幹線大爆破


高倉健逝去の流れで見たスピードの元ネタになった作品。ハリウッド映画にも負けないクオリティでの作品造りを目指したというだけあって迫力満点。ただのアクション映画に終わらせない為に、高倉健演じる主人公が何故この犯行に至ったのかを仔細に描く描写もこの作品においては良い方向に作用していたと思います。

6位:黒部の太陽/栄光への5000キロ


これもTSUTAYAで発掘。何故石原裕次郎がスーパースターだったかという事がずっとわからなかったのですが、この2本を見て何となくわかりました。日本の映画作品はどうしても60年代後半〜70年代あたりの作品ばかり手に取ってしまうのですが、その中でもこの2作はスケールの大きさも相まって、長尺でも苦にならない作品でした。同率としたのはどちらも石原裕次郎っぽさが全面に出て(出過ぎ?)おり、どっちかに絞りきれなかったというのが正直な所。2015年は石原裕次郎作品を掘り込んでみたいと思います。

5位:狙撃


この映像のシーンの唐突さもともかくとして、こんな作品を、しかも加山雄三が演じていたのかと驚いた一作。オープニングの有楽町あたりでの狙撃シーンと、2000GTに乗って颯爽と現場を後にする一連の流れでまず釘付け、その後全編に渡って漂うノワールムービーを強く意識した様な空気は、この時代に作られた作品としてはかなり異色だったのではないでしょうか。だからこそ、上記の映像の唐突さがまた際立つ訳ですが。尚、この続編に当たる弾痕という作品もありますが、若干趣が変わってしまい、オススメとしてはコチラ。

4位:ジャージーボーイズ

さすがクリントイーストウッドというか、出て来る楽曲が良すぎるのか、どちらにしても誰が見ても楽しめるし、誰と見てもハマるという全方位的な作品だと思います。こういう系統(人間ドラマ系)の作品は積極的に手を伸ばす、足を運ぶという事はないのですが、そういう苦手意識を軽く乗り越えさせてくれるクリントイーストウッドはさすが。また、余談として映画セレクトの際に参考にしている某Podcastの中で紹介されていたこのPVを併せて見ると、また面白いかもしれません。


3位:House Of Cards season2

映画だけを取り上げたかったんですが、2014年何度も見た作品ということでやっぱり外せないということで強引に入れてみました。最初はデビッドフィンチャーの製作総指揮という話題が先行していたものの、Season2になると最早このフランクのアンチヒーローっぷりに次々にエピソードを進め、戻ってはまた見返す、この繰り返しでした。ネットでの一括配信ということで、何度も見返す事を前提に作られているのかな?と勘ぐらずにいられない細かい細かい伏線を1つ1つ紐解いて行くのもこの作品の楽しみ方の1つかもしれません。Season3は2015年の2月に配信ですが、原作通りだと、Season3で終わり。原作通りに終わらせるのか?更に捻らせるのか?そのあたりが目下の興味ではあります。

2位:インターステラー

2014年最大の話題作として前評判も高く、実際にその評判を裏切らずに作りきった永遠の中二ことノーランの最新作。分かりやすく配置された伏線が分かりやすく回収されていくものの、その解釈はやはり鑑賞者側に委ねるというお決まりのノーランフォーマットを踏襲しつつ、学問的に深堀しがいのあるテーマでオタク心もしっかり掴んで来る当たりはさすが。そして更に父と娘の親子のストーリーを軸に据え、大衆の心もガッチリ掴む。潤沢な予算を使って作られる作品が皆こういうクオリティならみんなもっと映画館に行くんだろうなぁ、、、と思わずにいられない作品でした。個人的に一番グッと来たのは全編に渡って大小問わず配置されていた2001年宇宙の旅へのオマージュ。ということで鑑賞前に2001年宇宙の旅は5回ぐらい見ておくと更に楽しめると思います。

1位:ゴーンガール

映画納めとして人が少なくなるであろう12月30日の夜の回を狙って見に行ったらまさかのほぼ満席というところでまず驚き、作品を見て更に驚きました。前評判の気持ち悪いぐらいの絶賛の嵐からして、凄そうな事をは何となく分かっていたんですが、その更に上を行かれまして、素直にこれは凄いなぁと、それ以外の言葉が出て来ませんでした。兎にも角にもカップルで行く方が絶対良いと思います。

2015年はもう少し劇場での鑑賞本数を増やしたいなと思っています。特に今年後半からはたまむすびウィークエンドシャッフル僕らのモテる為の映画聖典と、Podcastを聴いて劇場に見に行く、劇場で見た後Podcastを聴いて答え合わせをする、という見方を覚え、見方に幅が広がりました。こういう見方をすると映画も更に面白くなるんだな、と言う事に今更気づいたので、来年からはなるべく時間を見つけて足を運んで行きたいと、そんな風に考えています。

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