2014年12月31日水曜日

10movies(TV) of 2014

今年は例年にも増して映画を色々見ました。
基本的には劇場にはあまり行かないので、
自宅鑑賞分とごちゃごちゃになっている、
つまり2014年公開分以外も存在しますが、2014年の私的ベスト10を。

10位:ラッシュ/プライドと友情


モータースポーツ好きであれば、確実に抑えておくべき、と思い鑑賞しました。レースシーンのダイナミックさ云々は置いておいて、レストアしたマシンは一見の価値あり。個人的にはもう少しレースの裏側というか、当時のレースシーンにフォーカスして欲しかった所ですが、ハリウッド映画という事で恋愛ドラマが盛り込まれていたのは致し方無しでしょうか。

9位:フライト

早速2013年の映画が割り込み。レンタル後何度も見返したという意味でこの作品は凄かった。2013年も同じ様なランキングをつけていたら恐らくぶっちぎりでNo.1だったかも。少しだらしないけど、頭がキレる男を演じさせたら右に出るものはいないデンゼルワシントン、個人的には演技の側面だけで言えばキムタクの上位互換と思っていますがこの例えはありでしょうか?

8位:ローンサバイバー

兎にも角にも救いがなさすぎる数日間。SEALsが出て来る映画は戦闘シーンに入るよりも、その前の作戦説明のシークエンスから作戦開始(例えばヘリから降りて強襲するシーンなど)に大きな魅力を感じるのですが、その意味でこの映画は無線交信の緊迫感がとてもヒリヒリして良かったです。最もグッと来たのは新人に誓いの言葉を述べさせる所にオーバーラップしてくる出撃準備と出撃シーン。あとは2回でてくる落下シーン。痛い。

7位:新幹線大爆破


高倉健逝去の流れで見たスピードの元ネタになった作品。ハリウッド映画にも負けないクオリティでの作品造りを目指したというだけあって迫力満点。ただのアクション映画に終わらせない為に、高倉健演じる主人公が何故この犯行に至ったのかを仔細に描く描写もこの作品においては良い方向に作用していたと思います。

6位:黒部の太陽/栄光への5000キロ


これもTSUTAYAで発掘。何故石原裕次郎がスーパースターだったかという事がずっとわからなかったのですが、この2本を見て何となくわかりました。日本の映画作品はどうしても60年代後半〜70年代あたりの作品ばかり手に取ってしまうのですが、その中でもこの2作はスケールの大きさも相まって、長尺でも苦にならない作品でした。同率としたのはどちらも石原裕次郎っぽさが全面に出て(出過ぎ?)おり、どっちかに絞りきれなかったというのが正直な所。2015年は石原裕次郎作品を掘り込んでみたいと思います。

5位:狙撃


この映像のシーンの唐突さもともかくとして、こんな作品を、しかも加山雄三が演じていたのかと驚いた一作。オープニングの有楽町あたりでの狙撃シーンと、2000GTに乗って颯爽と現場を後にする一連の流れでまず釘付け、その後全編に渡って漂うノワールムービーを強く意識した様な空気は、この時代に作られた作品としてはかなり異色だったのではないでしょうか。だからこそ、上記の映像の唐突さがまた際立つ訳ですが。尚、この続編に当たる弾痕という作品もありますが、若干趣が変わってしまい、オススメとしてはコチラ。

4位:ジャージーボーイズ

さすがクリントイーストウッドというか、出て来る楽曲が良すぎるのか、どちらにしても誰が見ても楽しめるし、誰と見てもハマるという全方位的な作品だと思います。こういう系統(人間ドラマ系)の作品は積極的に手を伸ばす、足を運ぶという事はないのですが、そういう苦手意識を軽く乗り越えさせてくれるクリントイーストウッドはさすが。また、余談として映画セレクトの際に参考にしている某Podcastの中で紹介されていたこのPVを併せて見ると、また面白いかもしれません。


3位:House Of Cards season2

映画だけを取り上げたかったんですが、2014年何度も見た作品ということでやっぱり外せないということで強引に入れてみました。最初はデビッドフィンチャーの製作総指揮という話題が先行していたものの、Season2になると最早このフランクのアンチヒーローっぷりに次々にエピソードを進め、戻ってはまた見返す、この繰り返しでした。ネットでの一括配信ということで、何度も見返す事を前提に作られているのかな?と勘ぐらずにいられない細かい細かい伏線を1つ1つ紐解いて行くのもこの作品の楽しみ方の1つかもしれません。Season3は2015年の2月に配信ですが、原作通りだと、Season3で終わり。原作通りに終わらせるのか?更に捻らせるのか?そのあたりが目下の興味ではあります。

2位:インターステラー

2014年最大の話題作として前評判も高く、実際にその評判を裏切らずに作りきった永遠の中二ことノーランの最新作。分かりやすく配置された伏線が分かりやすく回収されていくものの、その解釈はやはり鑑賞者側に委ねるというお決まりのノーランフォーマットを踏襲しつつ、学問的に深堀しがいのあるテーマでオタク心もしっかり掴んで来る当たりはさすが。そして更に父と娘の親子のストーリーを軸に据え、大衆の心もガッチリ掴む。潤沢な予算を使って作られる作品が皆こういうクオリティならみんなもっと映画館に行くんだろうなぁ、、、と思わずにいられない作品でした。個人的に一番グッと来たのは全編に渡って大小問わず配置されていた2001年宇宙の旅へのオマージュ。ということで鑑賞前に2001年宇宙の旅は5回ぐらい見ておくと更に楽しめると思います。

1位:ゴーンガール

映画納めとして人が少なくなるであろう12月30日の夜の回を狙って見に行ったらまさかのほぼ満席というところでまず驚き、作品を見て更に驚きました。前評判の気持ち悪いぐらいの絶賛の嵐からして、凄そうな事をは何となく分かっていたんですが、その更に上を行かれまして、素直にこれは凄いなぁと、それ以外の言葉が出て来ませんでした。兎にも角にもカップルで行く方が絶対良いと思います。

2015年はもう少し劇場での鑑賞本数を増やしたいなと思っています。特に今年後半からはたまむすびウィークエンドシャッフル僕らのモテる為の映画聖典と、Podcastを聴いて劇場に見に行く、劇場で見た後Podcastを聴いて答え合わせをする、という見方を覚え、見方に幅が広がりました。こういう見方をすると映画も更に面白くなるんだな、と言う事に今更気づいたので、来年からはなるべく時間を見つけて足を運んで行きたいと、そんな風に考えています。

2014年12月8日月曜日

走ること

シクロクロスへのシーズンインができず(主に経済的な逼迫)、
かと言ってSNSで続々と流れてくるレースの状況を見ていると
無用な焦りばかりが生まれて来るので、やれることをコツコツやろうと思い、
たまにしか走っていなかったランニングの頻度を上げました。

以下が今のペース
頻度:週2回~3回
距離:8~10km
ペー:6分40秒/km~6分フラット程度

というわけなので、週にだいたい20km程走ることができる計算になります。
幸いにも某メーカーに勤める元同僚の計らいにより隔週で皇居を走る機会もあり、
また別の場所では最近参加できていないものの、21時スタートのグループラン
もあるため、ランニングに関して言えば非常に恵まれた環境が揃っています。

これまでは一人で走っていたし、目的も体力維持という漠然とした目標だったので
走ったり走らなかったりと、かなりムラがありました。
どれぐらいムラがあるかは、都合5年ぐらい走り続けてきたそのログが示しています(上記画像)。

が、そういうムラのある状態は上記のとおり、全て曖昧な事が起因していた事が分かりました。
今はある程度の人数+具体的な目標も生まれたのでとりあえず継続が可能な状態です。
毎年冬はそれなりにモチベーションが上がるのは過去の経験からも分かっているので
あとはこの上がったモチベーションを如何に高いレベルで維持するか、というのが今の課題です。
まず大前提として、このペースを維持し、積み上げていく事が求められます。

そういう状態が維持でき始めてくると、足りないもの(=求めるべきもの)というものが可視化されるわけで、
今感じている課題はとてもシンプルで、「息が上がる前に足が終わる」ということ。
どういうことかというと、追い込めてないわけです。

色々話を聞きかじっていくと、シクロクロスにおいてというか、有酸素運動は高い心拍数が続き、
その状態の中如何にして高いパフォーマンスを発揮できるか、
というところがポイントになるとのことですが
今走っていてもあまり心拍数が高いなと意識する事はほぼなく、
誰かと走っているときにたまに感じる程度。
ただ走るのもいいけど、そろそろパフォーマンスに直結させたいなと、欲が出てきます。

そういう中で目に付いたのがコッシー君のこの記事
考えてみれば至極当然な話で、自分の心拍数がどの程度で、どこまで行けば苦しくなるのか、
これも数字で見ないと分からないですね。そういう根本的なことにようやく気づきました。
一応、何が必要なのかしっかり理解できたという前向きな結論にしておきます。

加えて、心肺を強化するために何をすればいいのか?というところは
簡単に言えば息が上がるまでペースを上げればよいという事になりますが、
それはそれでまた効率が悪そうだなぁということで、調べて見てたどり着いたのがこれ
ここでもよく耳にするインターバルという単語が出てきました。

こっしー君も使ってるポラールの心拍計を買おうかと思いましたが、
サイクリストがみんな使ってるGarminの方が結局良い様な。価格差は相当ありますが。

2014年12月2日火曜日

INTERSTELLAR



俺達のノーランが、どこまで拗らせてくれたか確かめたくて見てきました。
この人の作品は賛否両論分かれることで有名ですが、
それだけ分かりやすく突っ込みどころを用意してくれるという意味では
非常に親切な監督なんだなと思っています。

というわけで若干構えながら見た感想を一言で表すと2001年宇宙の旅ノーランremix。
乱暴な表現かもしれませんが、これ以外に思い浮かぶ言葉がありませんでした。
分かりやすいものから、わかりにくいものまで、とにかくオマージュに次ぐオマージュ。
ラストシーンは彼なりの2001年~に対しての解釈だったんじゃないか?
と、思わずにいられないロケーションと行動。
彼のキューブリックへの愛情の深さを感じた176分でした。



ノーランは素晴らしいと言う事を書こうと思ったら最終的にキューブリックが素晴らしいというオチ。

2014年11月4日火曜日

1,592days after



なんて夜だ。

2014年10月3日金曜日

なぐり書きする場所としてのブログ

気が向いたときに好き勝手書きなぐる場として、ブログって便利ですね。
tumblrとかFacebookとか色々ありますけど、
適度に誰も見ていない様な、見ているような。
そういう曖昧さはブログならではではないでしょうか。
何事も曖昧にしたがる私はそういう意味で、やはりブログは好きです。

そんなわけで、最近環境がまた細かく変化してきたので自分自身に対しての
整理も含めて改めて書き記してみたいと思い、前に書き記したのはいつだっただろう?
と、思いこのブログを読んでみたら8月の末、だいたい一ヶ月ほど前でした。
また来月の今頃、同じ事を考えているような気がします。

1:シクロクロス
→順調に進んでいたかと思いきや、まさかの頓挫。
理由は色々あれど、優先度は結果下がりました。
自分自身の人生、そこまで忙しくないと思っていたんですが、
意外にやること、進めること、片付けることはあった様です。
焦っても仕方がないので、年内は静かに準備に費やす事に決めました。
ダサい、口だけ、そういうお叱り全て受け入れます。ぐうの音も出ないぐらい事実。

2:仕事
→貰い事故だったはずが、こちらの過失になる珍事発生。
シクロクロスの延期も実はココに少し絡んでいるのですが、
果たして私は一体どこへ向かっていくのだろう、、、と不安になる事しきり。
これも経験、と割り切れる年齢って一体何歳なんでしょう?死ぬまで?
お上の顔色を伺いながら出し抜く隙を狙う日々は続きます。

3:読書・映画
→そんなわけで限られた時間でインプットできるものの2大巨頭が
読書・そして映画なわけですが、使える時間が限られてくる事と反比例して
その摂取量は上昇中。そんなタイミングには薦められるものもなぜか増え、
それらについては覚えていればまた別の機会で。
改めて読み返し、見返すものも含まれているものの、それはそれで趣き深いものでした。

そういう中でたどり着いたPodcastが面白くて、これも何かの合間で細かく聞いています。http://bmes.blog.fc2.com/
これは映画というかなりメジャーなジャンルでの話しなんですが、
こういう形の発信(つまり音声における発信+有料のメルマガ)は、
言ってみれば既存の使い古されたフォーマットを組み合わせた事で
新しい価値を見出したのか、或いは結局そこに戻ってきたのかは分かりませんが
いずれにしてもそれなりにビジネスとして、少なくとも趣味の延長としては成立していると思います。
相変わらず新興系ITサービス野郎達が嫌いな私は、こういうところに魅力を感じます。

4:日本酒
→基本的に下戸で有名な私ですが、ある機会をきっかけに日本酒の扉が開きました。
よりオッサン化が加速した事になりますが、最近オッサンであることに対して
非常に好意的に捉えているので、更にオッサンへの道を進んで行きたいと思っています。


ごきげんよう!

2014年8月26日火曜日

目標を立てて、振り返ることをしてこなかった男が始めて振り返る

近況です。

いつの間にか下半期に入り、夏も終わろうとしている中、
今までやった事がなかった目標の中期振り返りをしてみます。

1:シクロクロス参戦
→自転車の建造が遅れている中、11/9からのスターライト幕張へのエントリーは完了しました。
あとはいつ自転車ができるか、どれだけ体力をつけられるか。

2:ランニング週二回ペース。まず10km/回から
→あまりできていない。隔週ペースで10km程度のランニングはこなせているので
目標に対して25%程度の進捗で推移している。ということはとても酷いという事です。

3:食生活改善
→最近は夜はサラダボウルだけを食べる生活が続いています。
特に意図しているわけではないのですが、手軽に満腹になるし、意外に良いのかなと感じています。
これがいつまで続くかは、このメニューに飽きるか、最寄のスーパーがサラダボウルを作るのをやめるか、
どちらかが来る頃。

4:ファイナンスの改善
→一部改善の兆しがありましたが、引越しという大きな衝撃を受けて振り出し、いや更に後退したかも。

5:収入源の増加
→様々なチャレンジのお誘いを受けて、それぞれが少しずつ静かに始まっているところ。
実を結ぶのは少し先になりそうですが、間違いなく何かが動いているところ。

6:肯定と許容
→まず受け入れる、という事を意識的にしていますが、できないことも多数。
まだ人を選んで判断しているという自覚があるので、要改善。

7:迎合しない
→6と連動してきますが、やはり人によって軸がブレると感じることが時々。

8:職務の安定
→現状では安定。でも、比例して物足りなさを感じる様にも。
これは5とも連動してきますが、個人的に筋トレをすることで何とか維持中。

9:所有物は今の3分の1以下に
→引越しをきっかけに大幅な削減に成功。
今の部屋は前の部屋と比較して面積がかなり拡大しましたが、現状スカスカ。
でも、これぐらいスカスカで別にいいんじゃないかと思う事も。
また多少の補充はあるものの、概ね現状に満足。

それなりに全てで進捗がある=年始に思い描いていた事が形にはなっている。
ということなんですが、正直このブログを思い出して、何を書いていたのか
見返しているときにこの目標を思い出したぐらいなので、こじつけ感は強いです。

というわけで、楽しく生きています。

2014年6月19日木曜日

a life with Q



オートロックを突き破り、階段の隅で震えていた猫が部屋に入り込んだ瞬間、
シクロクロスというものの準備にささげる予定だった夏が、猫にささげる夏に変わりました。
これまで何かを飼った経験がない中で、いきなり訪れた珍客。
まだまだ牙を剥き威嚇をしてきますが、一人前にご飯をねだる様になり(画像参照)、
日を追うごとにエネルギッシュになっている様です。彼女にはQと名づけました。
理由は、家に迷い込んだ次の日、何となくかけたQ-TIPに反応したのか偶然かはわかりませんが、
いずれにしても姿を現したからです。その姿を見た初めての機会でした。

まだ、飼うという感覚は皆無に等しく、どちらかというと振り回されている状態ですが
日々徐々に色んな事を覚え、徐々にではありますが
彼女の緊張が緩和されていく様子を見るのはなかなか新鮮な体験です。

今はまさにインフラを整備していく段階の為、様々な情報を様々な形で取得し、勉強しています。
こうやって様々な情報を一気に取得していく経験、何となくピストにハマっていた頃を思い出します。
勿論、今回は自転車という物質ではなく、命を預かる立場になってしまったので、
その辺に戸惑いがないといえば噓になりますが。

とにかく、この彼女と上手くやっていくことがこの夏の大きな目標になりました。

2014年5月6日火曜日

体を作る

最近ずっと別の場所で全然違う内容でブログを書いていたので
ココが完全に放置されていましたが、
自転車も組み上がり始め、それに応じて自分自身の体を作り上げる作業も
スタートしたので、それにまつわるメモ代わりに使いたいと思います。

今は自転車(ピスト)はあるものの、
街乗りで使う程度なので、トレーニング用途での使用はなし。
今後ローラー専用車輛として使う可能性もありますが、
とりあえずは今組んでいる車輛へのリソースの投下が最優先。
ローラーの環境整備はその後、という事になります。

と、なると自分の体を使ったトレーニングになりますが、
今定期的に続けられているのは以下のメニュー。

1: ランニング:5〜8kmをキロ5:30〜6:00ペースで週2回
2:Runtasticsの Situp Proのメニューレベル2
3:伊澤監督※から与えられたコアトレ30秒3セット

1と2は年明けからずっとやっていますが、
3についてはこの連休からスタート。一番辛いメニューです。
とりあえず、今はこれを続ける事に意味があるわけでして、
既に何回もやめたくなっていますが、
そういう時、見返して積み上がっている事で救われたくもありまして。
ほら、RoppongiExpressさんとか。

というわけでまたどうなるか分かりませんが。




2014年2月10日月曜日

RUSH



常日頃からF1ファンを公言していて、
この映画を見に行かないのは嘘だろうと言う事で、見に行ってきました。

あらすじはオフィシャルに詳しいので割愛しますが、
(というより、1976年のF1シーズンをトレースすればだいたいわかりますし、
ラウダとハントの友情もどこまでが本当なのかあんまり分かりませんので)
この映画で気になったポイントだけ記載します。
基本的に物語の本筋には影響しないものなのですが、
思いっきりネタバレしています。ラストシーンについても書いています。

■ヘスケスの生い立ちとハーベイポスルスウェイトについて
僕の勉強不足なのかもしれませんが、知っている史実と
少しだけ異なっていました。Wiki:ヘスケスレーシング
F1にステップアップして行った背景よりも、
ハーベイポスルスウェイトがF2時代からヘスケスに帯同していた様な
描写があったんですが、多分これは間違いで、ハーベイ博士は
マーチ→ヘスケスへヘッドハントだったような。だから加入はF1からだと思います。
それから、75年シーズン終了後に撤退した様な描写がされていましたが、
ヘスケスはそこから77年まで参戦しています。
ちなみに、ハーベイポスルスウェイトは、
現代のF1の空力哲学の基本であるハイノーズを
最初に採用した名車ティレル019のデザイナーでもあります。
この車には日本人初のF1ドライバー中嶋悟が乗っていました。

■ラウダのBRM加入の描写
これは、偶然というか、ラウダを語る上では必ず出て来るエピソードなのですが、
持参金を持ち込んで契約したドライバーの走りがラウダでした。
今のF1は持参金無しではほぼシートを獲得する事は不可能です。
そういう現状を思い浮かべながらあのシーンを見ていると
何か感慨深いものがありました。

■フランソワセベールの事故について
物語の中盤、ワトキンスグレンでの死亡事故が描かれています。
これはフランソワ・セベールの死亡事故で、F1史上最も無惨な死亡事故と
呼ばれる事もあります。画像なども検索すれば出て来ると思いますが、
あまりオススメはできません。Wiki:フランソワ・セベール
当時のF1の危険性を訴える為に入れた描写かと思いますが、
思いのほか思いっきり出ていたのはちょっとビックリしました。

※尚、同じ年にはロジャーウィリアムソンというドライバーが
オランダでの事故により亡くなっています。こちらは映像も残っています。
よってストーリー中で語られている毎年2人が亡くなっているという
数字は、一応これで証明されている形になります。

■ラウダの事故描写について
事故時のシーンでは、マシンの故障(リアサスのトラブル)が
示唆されていましたが、実際にはラウダのドライブミスというのが
一般的な結論になっています。

■ラウダの復帰後について
モンツァで復帰後の会見で、代役にロイテマンが加入した事で
眉を潜めるシーンがありますが、これはチームメイトのクレイ・レガッツォーニが
このあおりを受け、解雇されている事に対して怒りを表明しているものです。
会見時に隣にいたのは恐らく若き日のルカ・モンテヅェモーロだと思いますが
劇中ではそこまで紹介をされていませんでしたね。
ちなみに、このロイテマンの加入、レガッツォーニの解雇を指揮したのは
後にスーパーアグリF1チームでマネージングティレクターとして
活躍したダニエル・オーテッドという人物です。

■ラストシーンについて
最後はボローニャの空港でハントとラウダが再会を誓って終わり(その後にも
史実映像が流れますが、劇中ラストという意味ではココがラスト)、
ラウダは既に翌77年に向けた活動を始めている事が暗示されていますが、
実はラウダは富士でリタイヤを選択した事でエンツォフェラーリと仲違いをしており、
翌年のテストプログラムへの合流もギリギリまで遅らされていたという話があります。

この年代、あんまり詳しくないので
本当に詳しい人が見たらまだまだ沢山色んな突っ込み所を出しそうですが、
とりあえずこのあたりは気づいた所という事で。

尚、ラウダとマルレーネは1991年に離婚し、
ラウダは自社の30歳年下の女性と再婚しております。

2014年1月15日水曜日

.

2014年の目標にファイナンスの改善という項目を挙げました。

こういう目標を立てたのにはそれなりに理由があって
元々金遣いに関してはきっちりしている方ではなく、
というよりはっきり言うととてもルーズで
基本的に貯金という行為に対して全く必要性を感じていません。
とはいえ、さすがにそういう生活もマズいな、
というかほかにも色々やりたい事も出てきたし、
そういう事に対してのコストもかかってくるし。
っていうぐらいの軽い気持ちです。基本的に日々苦しい事には変化なしです。

そういう中で始めた(始めていた事)は2つ。

1:株式投資
昨年の夏場ぐらいに母親が株を始めたといっており、
その頃から興味はあったので本を読んだりサイトを見たりして
情報を集めて、無職の期間に株式口座だけはいくつか作ったりしていました。
それ以降、新しい環境に移ったことでしばらくほったらかしにしていましたが、
NISAも始まる事だし、良い機会だと思って始めました。
といっても少額も少額ですが。とりあえず楽天証券で開設。
しばらく読まなくなっていた日経をまたサラサラと読むようになりました。

2:仕事
仕事と言ってもまだまだボランティアみたいな感じですが、
今まで仕事で苦しんで、いつの間にか身についたスキルを切り売りしてみるのもありだなと
思って、いくつかの仕事を手伝っています。これもまだ本当に片手間レベル。
でも、片手間レベルの方が色々アクティブに動く事ができるなと思いました。
普段絶対に交わる事のない人達と共通項の中で色々と話をするのは面白いですね。

こう書くと意識高い系()の人になったのかと思われがちですが
別にそんなことはなくて、何もしなくて良いなら何もせずに過ごしたいです。
でも、そうもいかないし、じゃあ何かやろうかな、
何かやるならやっぱり生産性があるものの方がいいな、というところで
こういうところに落ち着いているのかもしれません。

あと、やっぱり色んなものを捨てるというか、一新させたいなと、
そういう事を考える事が多いです。まだまだ無駄が多すぎるな。
と、2014年早々、色んなものを物理的に捨てながら、漠然と思っています。

話が逸れましたが、どちらも芽が出て花が咲くまでにはまだまだ時間がかかりそうですが、
とりあえずルーティーンとして、一定の成果が出るまでは、
自分の頭の体操の意味も含めて続けるつもりです。

2014年1月6日月曜日

2014

1:シクロクロス参戦
2:ランニング週二回ペース。まず10km/回から
3:食生活改善
4:ファイナンスの改善
5:収入源の増加
6:肯定と許容
7:迎合しない
8:職務の安定
9:所有物は今の3分の1以下に

具体的、抽象的問わず考えて、整理せずにそのまま書き記したら
たら、これぐらいしか出てきませんでした。
やはり最も大きなものはシクロクロスへの参戦。
2~5はこの目標から派生したものです。
5は、また違う理由も含まれていますが。

シクロクロスへの参戦という目標を立てて、
こうやって言葉にする事でハードルは上がっていると思います。
が、ケツに火が付かないとドライブしない性格という事は
自分自身が一番分かっているので、敢えて記しているという側面もあります。
生活の中心をココにシフトするわけではありませんが、
先人たちの生活を見ていると、深みに嵌れば嵌るほど、
これが中心に来る様な気がしています。
ここまでの人生丸々29年、遂に30年目を迎えたわけですが
一番欠落していたのが「一貫性・継続性」という言葉と姿勢、そして行動。
この数年はそれが最早コンプレックスと呼べる程だったのですが、
明確なアクションを起こすわけでもなく、ダラダラしてしまうという
一番やってはいけないサイクルに陥っていました。
それも、ここで抜け出したいな、という気分と言うか、気持ちが強いです。
とりあえず前半(恐らく夏場前)は自転車の組み立てと、自身の肉体改造。
完成後は、その体をもって自転車に慣れていきたいなと思っています。

そして、6と7はもっと大人になろうと年末に色々考えた結果。
8は去年が非常に壮絶だったので、その反動から。
9はとにかくもっとモノを減らしたい。ただそれだけです。
そろそろレコードも誰かに譲るべきではとすら思っています。
肥やしになるぐらいなら活用できる場所を探す方が、モノの為になる。
だからこそモノには執着しない。これもモノに執着し続けてきた反動かもしれません。

このブログも、なんだかんだで4年目になりました。
相変わらずこんな感じだと思います。

というわけで、2014年もよろしくお願いします。

年末年始よく聞いた曲。ムドさんのMIXより。