2011年6月28日火曜日

vague

恥辱にまみれた半年ないし1年が、
ようやく1つの結末を迎えようとしています。

遡ってみれば、日本代表がベスト16に進んでいたり(いや、それは遡り過ぎか)
3.11があったり、日本列島ないし世界は衝撃の渦の中にいたわけですが
ある意味それすらもどうでも良くなるぐらい、内側のベクトルを保ち続けていた様な。
今まで27年この世を生きてきた訳ですが、
どうもこれほどに記憶が曖昧になった時期というのも、それこそあまり記憶にない。
確か中学1年だったか、2年だったか、それぐらいの時期に
思春期にありがちなダウナーな時期を過ごしていたので、もしかするとそれ以来か。
過去の自分のエントリーを読み返してみても
具体的に何があったのかがぼやけていて、結局どう過ごしたのかは分からず、
でも何を感じながら過ごしていたのかは、
辛うじて思い出す事ができたというか。しかしそれもやはり朧げ。

人は辛い記憶や体験と直面している時、
無意識のうちにそれらの記憶を意識の深層に押し込むというか、
受け流そうとするとか、そんな話を聞いた事があるが、
どうやらここまでの時期はそれに該当するのかもしれません。

なので、個人的には「ああ、終わるなあ」というか、「終わったなあ」
というか、まだまだスッキリと抜けきった訳ではないものの、
何となく先に対しての進むべき道は明確になった様な気分ではあります。

そんな訳でめっきりと更新頻度も落ちていたし、
読むに値しない様な文章だなあというエントリーが並んでいた時期だと思いますが
その辺りは一旦ご容赦いただきたく思う訳ですね。

もしかしたらまだまだこういう状態が続くかもしれないし、
そろそろ終わりになるかもしれない。それはまだまだ分からないのですが、
一応は後ろを振り返ってみて、ここまでが半ば無意識に近い状態で進んできた様な
状態であった事を見て、やはりクソったれな時期だったなあと思えるようになりました。

多感な中学生の様な気分で聴いていた曲

2011年6月27日月曜日

カンヌ



映画祭のイメージが強いカンヌですが、実は広告の世界においても
年に一度のお祭りが、カンヌで開かれています。
詳細は適当に検索してみてください。

で、今年のグランプリ作品はこれだそうですね。フィルム部門だったかな。
ちょうど去年の今頃の作品のはずなので、
丸一年タイムラグがあるなあという印象もありつつ。
出演者も豪華だし、伝えたいメッセージも明確だし、
ある意味王道というか。取ってしかるべきというか。

とかなんとか、こういう賞で盛り上がるのって
業界の中だけで、一般の人にはあまり知られずに終わっちゃいますよね。
一応ニュースサイトとかでは、報道されていたりしますけど。
他の業界でもこういう国際的な賞って色々あると思うんですけど、
広告って、一般の消費者が何気なく一番接触している筈だし
なんかこう、もっと盛り上がってもいいのかなって思っちゃうのは僕だけでしょうか。
裏を返すと結局その程度でしかないものなのかもしれないですけど。
実際、自分が仕事でこの業界にいなかったらきっと見向きもしていないだろうなとも思います。
そして、それは今この業界にいながらも思う事でもあったりします。
なんというか世界を股にかけた内輪乗りだなあと感じるというか。
でも、多分中の人(業界の人)は、この見向きもされない感じを見て
「わかってないなあ」って思っている人が多そう。一般消費者に対して。
でも、それは本末転倒というか、何の為にこの仕事やってんの?って話になるんですよね。
そういう気持ち、わからなくはないですけどね。

最近、仕事以外ではあまり外に出ず、
比較的おとなしい生活をしているので、
こういう余計な事ばかり考えがちです。

そんなわけで諸々から丸1年。果たして成長はできたのか、どうなのか。
考える日々はまだまだ続きそうです。

2011年6月19日日曜日

汚れた英雄とか

なんか、随分前に同じ様な事を書いた気がしないでもないんですが
この間アメリカンジゴロを見ていて、
なんとなく似てるよなあと。特にこの辺のシーンというか、
この時代錯誤な家の作りというか。





もっと言えば曲もなんとなく似てるというか。
ネットで調べると、そんな意見が沢山ありますね。

確実にどうでも良いと思えるエントリーがまた1つ。

歌は気持ちを代弁する



そんな日もある。
こんな事の詳細を書いたところで
誰も喜ばないだろうから、
その一片を歌で代弁してもらおうという事で。

今回は9割僕が悪い。
でも10割にしなかった事には僕なりの理由もある。
そういうことです。それを覚えておく為にも敢えて。

そろそろ充実感に溢れた1日でも書き表したいところだけど
充実したと感じるハードルが高すぎるのか
そう感じた日は書く事を拒むほど楽しんだ日なのか、
まあ、とにかく日々こんなに鬱屈したことばかりではないのですが
キーボードを叩くとどうしてもこんな事ばかりになってますね。最近。

そういう最近、久しぶりにたどり着いたエリア↓


カッコつけてカッコいい音楽と呼ばれる物に手を出してみたし
その中から本当に良いと思える音楽にも沢山触れてきたつもりだけど
最終的にはこのあたりに戻ってきてしまうあたり、どうやらもう染み付いているらしい。
といってもdamageも後追いだけど。
こっちはギリギリでリアルタイム↓

2011年6月12日日曜日

sprint

夏至に一番近い土日に行われるル・マン24時間耐久レース。
一時期は日本でも生中継したり、そこそこ盛り上がっていたのですが
テレビも撤退し、日本では半ば忘れられたレースになりつつありましたね。

僕はp2pだったり、速報だったりで毎年何となくレースの推移を見守っていたのですが
今年は珍しくほとんどのパートを観戦。それだけ週末を持て余していた証拠。

それにしても今年のレース、ラスト1時間を切って最短6秒差のギャップとは。
23時間走って、それだけの差しか生まれないなんて
ちょっと前じゃ考えられなかったと思います。

ここ数年audi VS peugeotの2大ワークス体制が続き、
ずっとaudiというか、ヨーストチームが勝ち続けていますけど、
今年のレースを見ると、そろそろ逆転も始まるかな?という感じ。

ある意味ではヒューマンエラーで2台をつぶしながらも
しっかり勝てたのはaudiの底力というか、
耐久の王者ヨーストレーシングのレースオペレーションの巧みさだと思います。
反面、3台を残す事すらままならなかった昨年から、今年は曲がりなりにも
ワークスは全車完走させ、もう少しというところ間で追いつめた
プジョースポールの成長ぶりも目を見張るものがあったと思います。
いずれにしても、来年もこの2大ワークスは出てくる筈なので
それまでにどういった変化が起きているかが楽しみですね。

それにしても序盤のこれは息が止まった。

2011年6月5日日曜日

The Girlfriend Experience



スティーブンソダーバーグの作品という事で
分かりやすくお洒落な映像の映画だと思ってたら、
意外とストーリーもしっかりしていて、
最近見た映画の中でも上位に入る作品かなあと。

ストーリー自体はエスコートで1時間で2000ドルを稼ぐ女の子と、
同じ様な客層を相手にしてパーソナルトレーナーをやっている彼氏が
別れる別れないとやるだけの話なんですが、
まあ、職業が職業っていうのもあるかもしれないけど
この手の話って実は色んなカップルの間であるんだろうなあと。
しかも、これの主演、本物のポルノ女優なんですね。
Sacha Greyで検索すると色々出てきますよ。
公開当時、確かにそれで話題になってました。
その割に演技は自然だし、普通の映画の世界でもやっていけるんじゃないかなと思いました。

一緒に入っているBUBBLEという短編作品もあるのですが、
こっちは微妙なサスペンスという感じで、
ストーリーのあか抜けなさがソダーバーグっぽくて、これは1回で十分。

それにしてもこのエスコートっていうのは、
どうやらアメリカじゃそれなりに一般的らしく、
バイト感覚でやってる女の子もそれなりに多いとか。
日本でいうとキャバクラや風俗で働く感覚に近いのかな?
こういう仕事が向こうではどういう見られ方をしているのか気になりますね。

いずれにしても、個人的には面白い映画でした。
あと何回か見てみて、それでもまた見たくなったら購入予定。