2012年10月14日日曜日

アウトレイジビヨンド



F1の興奮も醒めやらぬ翌日に早速鑑賞してきました。

前作のカタルシスを求めて(バカヤローコノヤローの応酬)鑑賞すると
少し肩すかしを喰らうかも。前作では全員悪人というコピーの通り、
誰かがストーリーテラーになるというよりもそれぞれの視点から
1つの話が流れて行く、複雑な様でかなり単純なストーリーだったと思うんですが、
今作は片岡がある種のストーリーテラー的役割を担いながら
物語が進行していく形なので、そういう意味では警察(と呼べる程の正義でもないし
むしろ今作において最大の悪)視点での物語になりますね。
その意味で捕捉になる情報のフォローも所々で出てくるし、
ストーリーの強引さを良い意味で中和している緩衝剤的役割にもなっているような。
ただ、それがアウトレイジ特有の勢いを殺しているという視点もなくはないですが。

よって、その前作における印象が、今作の印象を決める様な気がします。
その意味で僕は今作はとても上手く完結させたなと思っています。
前作で生き残った人間の結末や、その順番。新しく出てきた人物の生死含めて。
また劇場で見るか、映像化されたタイミングまで待つかは迷いますが
あの強引さがアウトレイジらしさなのかなあと。個人的には満足でした。

気になったのは、花菱会の大阪弁の稚拙さぐらいですかね。
名優を持ってしても方言の壁って大きいんでしょうか。
神山繁演じる布施会長の酷さが特に、、、。

全然余談ですが、神山繁とヤクザというと思い出すのが
松田優作のブラックレイン。あの時も舞台は大阪でしたね。
神山さんは刑事部長役でしたが、若山富三郎演じる菅井組長の迫力が凄かった。

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