2016年1月18日月曜日

ロードレースアジア選手権の女子エリートの選考

朝走ろうと思ったら、見事な積雪。
起き抜けにだらだらとニュースを見ていたら、
ふと気になったこのニュース
気になったのはその選考基準というか、広報の体制について。

それぞれの主張・建前は多分こんな感じだろうか。

与那嶺さん側は
・実績としては申し分ないのに外れたのが納得いかない、だから選考しろ!

協会側は
・萩原選手を中心としたチームを作って、多くのポイントを獲得したいから
少しでも不安な要素は取り除きたい。エースは1人で良い。

こうなった時、確かに与那嶺さん側の言い分の方が正当性はある。
実績に勝る武器はない。だから、この件に関しての主張は正しいと思う。
でも、過去の行動を見て、協会がリスクを事前に取り除いた気もする。
日本の、しかも女子のロードレースの情報なんてほとんど入ってこないけど、
萩原さんの名前を見る時はだいたいいつも良いニュースだったけど、
与那嶺さんの場合、あんまりそのイメージはなく、
「注意」とか「ペナルティ」みたいなネガティブな話が多かった様な。
ここはちゃんと調べてないけど、イメージ的にはそんな感じ。
もっと近い位置にいる協会は、実績よりもそういうイメージを重視したのかな。

最初から合宿に呼ばなきゃ良いのに、という意見もあるけど、
実績を挙げている以上、さすがにそれも話が通らない。
きっと、その合宿での行動も見て最終的な判断をしましょう。
コンディション悪いかもしれないし。みたいな会話があったと思われる。
だから、外された理由に関してはきっとこの合宿の中に何かしらのヒントがあるはず。
もしくは、選考はしないつもりで呼ぶだけ呼んだか。
なんとなく後者じゃないか、という気はする。

では、何がよくなかったのか?
それは異議申し立てが通って、選考結果が変わってしまったこと。
そして、公開する必要のない、余計な、しかし競技各国にとっては
有益な情報まで混ざった形で情報は発信されてしまっていること。

まず、異議申し立て関しては与那嶺さん側のヒール的なイメージが際立って
与那嶺さん側が過度に批判されてる気もするけど、
事態が問題視されるという点では、
その声のヒール的な側面が入り口になって注目されているのも事実なので、
逆にメリットになっているかも。という見方もあるけど
世間から見たら、「ゴネたらなんとかなった!」としか見えないので、
(SNSでの論調も含めて)
協会としては、中途半端な対応で墓穴を掘った様に見える。

与那嶺さん側が反省すべき点があるとするなら、
裏返しになるが、そのヒールさがすぐに想起されてしまう日頃の言動、行動。
個人の競技でありながらチームプレーを求められる
この特殊な競技だと、きっとその個々人の信頼関係も大きく影響する筈。
そういう信頼関係を与那嶺さん側が周囲の方と築けているかどうかは、
SNS上での言動とリアクションを見る限り、少し疑わしいところ。

次に広報体制について。
発表では、「追加選手は〜」とか、公開する必要のない情報まで公開している。
世界戦ならともかく(良くないけど)、東アジア選手権ならば、
しかもホスト国ならば、地の利も含め、マークされるための情報を
これでもか!と出している。そもそも、萩原選手をエースとして、みたいな情報も
言ってみれば周知の事実かもしれないけど、わざわざ公言すべきじゃない。
どっちも、広報が全く仕事をしていない良い証拠。

と、問題を掘り下げていくとどっちも結局は協会に起因している。
ソフトである選手にばかり話題は行きがちだけど、
ハードである協会がしっかりしないと、この競技も結局尻すぼみになってしまう。
せっかく注目度が高まっている今なのに、本当に勿体無いな、
と思いました。

最後に余談というか完全に憶測だけど、
そもそも萩原選手と与那嶺選手、相性悪いんじゃないかな?
だから絶対的エースの意見を尊重した、ってことはないのかな。
あっても表に出てこないだろうけど、そんなことまで考えました。仕事そっちのけで。

おわり

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