2010年7月22日木曜日
勝利の礎
ツール・ド・フランス勝利の礎
USポスタル、ディスカバリーチャンネル、アスタナと
ランすアームストロングの7連覇の陰の立役者と言っても過言ではない
ヨハン・ブリュニールの著書です。
昨年末ぐらいに読んでいて、
最近また読み返したいなと思ってる本。
レースの勝利の背景を中心に書かれているので
実際のレースを見ていると興味深い記述が多いですね。
特にランス7連覇中のキーになったステージの背景
(2001年ツール・ド・フランス第8ステージのラルプデュエズとか、
2000年のモンバントゥの登りとか)
は、実際の映像と一緒に見るのがお勧め。
ただ、この本が面白いのはそういう実戦に即した話ばかりではなくて
いろんなことに汎用的に活用できる思考が書いてあること。
今詳しくは思い返せないけど「最終的な勝利の為には敗北も戦略」みたいな事が
書かれてあって、敗北すら戦略に取り入れるこいつは何者だって思った印象が
結構強いです。まあ、ロードレースのステージレースは
最終日にリーダージャージを着ていることができればそれでOKですからね。
逆に序盤でリーダージャージ着てるとマークが厳しくなって
アシストを使い果たして消耗してしまうという事もあるし。
何かこれだけ凄い印象に残ってます。
負けても終わりじゃないというか、負けは取り戻せるというか。
あとは目の前のこともそうだけど、明確なゴールをイメージして
目の前の行動に一喜一憂しないとか。勉強になる言葉が多い。
そりゃランスも7連覇しちゃうよなあ。そういう本です。
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