2010年9月12日日曜日

Fausto Coppi

Fausto Coppi

マイメンと読んでも過言ではない友人が遂にFIXデビュー。
彼とは大学時代に、大学とは全く関係ない場所(つまりクラブだったのだが)で出会い、
しばらく彼が同じ大学で、同じ学部、そして同い年である事を知らずに
数ヶ月感を過ごした記憶がある。それがひょんなきっかけで上記の事実が発覚し、
それ以降はなんだかんだと行動を共にする事が多い。

元々興味を持ち始めたタイミングは僕よりも早かったのだが、
結局タイミングがズレてここまでかかってしまった。
それは半ば勢いと、僕の恫喝に近い推薦で決まったのだけど。

僕が知人、友人からこの類いに自転車に乗りたいと相談を受けたときは
まず、完成車を薦める事はない。フレームから何から1から揃えて組めと、
それこそ黎明期のあの頃の感覚を持って乗れと薦める事が多い。
これはある意味では僕の偏見でもあるのですが、
完成車を買って乗ると、だいたい途中で飽きてしまって乗らなくなる事が多いし、
完成車からパーツをちょこちょこ変えて行くと、結局割高になってしまう事もある。
それより何より、それなりのお金をかけて乗るものなんだから
やはり1つ1つ自分の手で選んで、確かめて組んで行く方が絶対に愛着が沸くと思うのです。
勿論そのためには僕も一緒に店に行ってパーツを選ぶし、
持ちうる知識は全て使ってアドバイスはしてますよ。

そうやって組上げれば、組み上がった時の喜びも、愛情も沸きやすいですからね。

そんなわけでも彼には元々僕が組む予定だったこのCoppiを渡した訳ですが、
このCoppiがなかなかの曲者で、途中本当に挫折しそうになりました。特にBB周り。
さすがのイタリア野郎なのでわがままっぷりを発揮してくれまして
Blue LugとREW 10 Worksの知恵をフルにお借りしてようやく完成にこぎ着けました。
本当にありがとうございました。

ということで彼にもこれから素晴らしい自転車ライフを送って欲しいと切に願います。
そして、パーツの泥沼の迷宮にハマり込んで同じ苦しみを味わって欲しい。
半分本気、半分冗談。でもそれぐらい奥深いよ。自転車は。僕もまだまだ知らない事だらけ。



本当におめでとう!安全運転を。

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